スキルを積み上げるだけでは足りなくなってきた
ここ数年で、時代の変化の速さが一気に上がったと感じています。
5年前に想像していた「今」と比べても、明らかに進みが早い。
特にAIの登場で、そのズレはかなり大きくなりました。
これまでは、「スキルを積み上げていけば価値が上がる」と考えていました。
実際、それである程度までは通用していたと思います。
ただ最近は、それだけでは足りないと感じるようになりました。
今あるスキルを伸ばすだけでなく、
何を捨てて、何を拾い直すかも同じくらい重要になってきています。
捨てるスキル:依存しすぎないための選択
捨てるスキルというのは、
今の仕事の軸になっているけれど、将来的に減少していく可能性が高いものを切るスキルです。
仕事として長く関わってきたスキルには、どうしてもプライドが乗ります。
それ自体は悪いことではないですが、変化が速い状況ではリスクにもなります。
自分もエンジニアとしてやってきた中で、最近は少し悩んでいます。
いわゆるバイブコーディングのような形で、
「コードを書くこと」や「システムを作ること」の価値が変わり始めていると感じるからです。
このまま今のスキルを伸ばして、
より高度で専門的な領域に行くという選択もあります。
ただ、その領域自体も、5年後にはどうなっているか分からない。
すでにニーズがある場所ほど、AIに置き換わる可能性も高いと感じています。
だからこそ、
今のスキルに依存しすぎないために、捨てる覚悟を持つこと
これが必要になってきていると思います。
拾うスキル:経験を使って価値を再構築する
ただ、「捨てる」だけだと、
今までやってきたことが無駄になるように感じるかもしれません。
そこで重要になるのが、拾うスキルです。
個人的に、AI時代で差が出るのは「経験」と「考え方」だと思っています。
例えば、AIを使えば、誰でもある程度のアプリは作れるようになってきています。
ただ、その先に違いが出ます。
エンジニア経験がない場合、
アプリは「機能そのもの」が中心になりやすい。
一方で、エンジニア経験がある場合は、
- この機能を使えば、どんなデータが取れるか
- そのためにどう設計しておくか
- そのデータを使って次に何ができるか
こういったことを前提に考えながら作ることができます。
つまり、単に「作る」ではなく、
その後に起きることを見越して設計できるかどうかに差が出る。
これはエンジニアに限った話ではないと思っています。
農業でも、営業でも、デザインでも、
これまでの経験をベースに、AIと組み合わせて価値を出すことはできる。
大事なのは、
これまでの経験を捨てるのではなく、使い方を変えて拾い直すこと
だと感じています。
捨てるスキルと拾うスキルは、これからも使い続ける
この先、AIの次の技術が出てきたとしても、
この「捨てる」と「拾う」という考え方自体は変わらないと思っています。
むしろ、この2つのスキルがあることで、
- 変化に早く気づく
- 不要なものを手放す
- 必要なものを再構築する
この流れを繰り返せるようになる。
結果として、新しい環境への適応が早くなるはずです。
まとめ
これからの時代は、
- スキルを積み上げるだけでなく
- 捨てる判断をして
- 拾い直して再構築する
この一連の流れが重要になると感じています。
今のスキルにこだわり続けるのではなく、
一度手放す前提で向き合ってみる。
その上で、自分の経験や考え方をどう活かせるかを考える。
この「捨てるスキル」と「拾うスキル」は、
今のタイミングで意識的に持っておく価値があると思います。






